クラフトブリュワリーざんまい!

ビール

みなさん、ビール、好きですよね?

まあ、このブログに行き当たった方は好きだと思うんですが…。

先日シドニーの郊外にある、クラフトブリュワリー密集地帯ともいえる、マリックビルというエリアに行ってきて、クラフトビールざんまいをしてきました。

このエリア、本当にクラフトブリュワリーが多いんですよ。

今回行こうと思ってリストアップしたのは5軒でしたが、もっとあります。少しエリアを広げたら(それでも徒歩圏内)、10軒くらいあるんじゃないかなあ…。

で、このクラフトブリュワリー巡り、ほんとに楽しい!

ビールやお酒が好きな人はもちろんですが、地元民が好きな場所に行ってみたい!という人にはオススメなんですよね。

ということで、クラフトブリュワリー巡り、はじまりはじまり~。

行き方

マリックビルは、シティからそれほど遠くありません。

今回行った場所(行けなかった場所も含め)のマップのリンクを貼っておきますのでご参考下さい。

Marrickville Craft Breweries · Hidetaka Tanaka
5 places -

ここへは、バスや電車で簡単に行けます。

バス:シティのMuseum StationのそばにあるStand C (Elizabeth Street)から、Marrickville行きのバスに乗ります。423,426,428,430などの番号で、日中なら5-10分おきに走ってます。

電車:Sydenhamの駅が最寄りです。たくさんの路線が走ってますので、ここも電車は頻繁に走っています。

ヒント:行きはバスを使い、気に入ったブリュワリーをめぐりながら電車の駅を目指す、もしくはその逆の順路という風に一方通行にして計画すると、効率よく巡れるかと思います!

いつ行けばいい?

そりゃあアンタ、思い立ったが吉日ですがな。

ビールを飲みたいときならいつでも!

…といいたいところですが、ほとんどのブリュワリーは週の前半(月、火曜日)は空いていないことが多いです。

また、金曜日、土曜日はやはり混み合うので、ゆっくり巡りたいなら水、木曜日がオススメかな。大体の場所は午後4時からオープン、という感じでした。

さて、この先は実録になります!

1軒目:Grifter Brewing Co.

まずはトップバッターの、Grifter Brewing Co.

クラフトブリュワリーの中ではけっこう大手で、ビールにこだわるパブや酒屋だと大抵売っています。

ちょうど着いた頃に、お店の人が看板を道に出しているところでした。一番乗り!

さて、ブリュワリーですが、以前はなにかの工場か倉庫だったのを改装した感じ。

そう、このあたりはこういった小さな工場や倉庫がずら~っと並んでいて、まあ殺風景なエリアなんです。全然観光地っぽくない。

でもなんか、クラフトブリュワリーってだいたいこういうインダストリアルな場所にあるよね。家賃が安いからかな?でも、こういったブリュワリーができると街の活性化にもなって、いいことだと思う。

中は小ぎれいでけっこうおしゃれなつくりになってます。

さて、ここではTasting Paddle といって、4種類のビールを小さなグラスに入れて出してくれるものを頼みました。これは、どのクラフトブリュワリーでもやってます。

ビールの種類は自分で選んでもいいですし、分からなかったらバーのお兄さんに「おまかせ」してもいいですね。たいてい「どんな味が好みなの?」とか聞いてきて、テイストに合ったものを選んでくれます。

$15でした。

さて、僕が飲んだのは、左から…

  • Hand in Hand Native Lager: レモンマートルという、オーストラリア固有の植物(花)を使ったビールで、その名の通りレモンの香りがほのかに漂う、さっぱりしたラガーでした。
  • Hen’s Teeth American Wheat Ale: Wheat (小麦)を使ったビールなので、フルーティなのかな、と思いましたが、予想に反してトーストのような、はちみつのような風味のエールでした。
  • Daisy Hazy Pale Ale: 最近、このタイプのHazy Pale Ale というのが流行ってますね。名前の通り濁った色をしたビールで、かなりフルーティなんですが、アルコール度数もそれなりにあるので、後味はかなりドライでスキッとしてました。
  • Grifter Pale Ale: これはこのブリュワリーの定番ビール。割合ガツンとした味わいのペールエール。

どれも特色があって美味しかった!

そしてこのブリュワリー、Tシャツやキャップといったグッズも充実していて、デザインもしゃれたものが多かったです。

買ったら良かったかな…まあまた行く口実にして…

こういうのって、お土産にぴったりじゃない?

そうそう、今回同行したEriさんもココのブログをアップしてます!

さすがブログ歴の長いEriさん、よくまとまっていますので、どうぞ読んでみて下さい。

2軒目:Sauce Brewing Co.

さて2軒目。歩いて5分もかからない場所です。

ここも、もと倉庫を改造したような感じですね。

これは、ここでしか飲めない特別エディションビールのタップ。

建物の中で飲めるスペースはそれ程ないのですが、そこを抜けるとバックヤードが広がっていて、ここで飲むのがいいですね。夏なんか良さそう…。

このブリュワリーのマスコット?

ここでは中休み…という感じで、一種類のビールを小さなグラスで飲みました。

左側が僕の飲んだビール。

Rye Pale Ale というビールで、ライ麦を使ったエール。

ライ麦といえば、よくアメリカのウイスキーで使いますよね。あとはライ麦パンとか。

ブラウンエールのような味わいで、言われてみればライ麦の風味がするかな…。色の割にはさっぱりとしたフィニッシュで、中休みにはちょうどいいビールでした。

さてここを出ると、前を歩いているカップルに目がいきました。

そういえばあの人たち、一軒目にもいたよな…多分今度も同じ場所に行くのかな?

なんて思っていたら、あちらも振り返って、にっこりしながら、

「君たちも別のブリュワリー行くの?」と話しかけてきたので、

「お~、そうそう!やっぱり同じかあ~」と返しました。

あのビールは美味しかった、今度はあそこも行ってみたいよね、みたいな感じで、ほろ酔い気分でビール好きと喋るのは楽しいね~。

3軒目:Philter Brewing

連れ立って入ったのが、Philter Brewing. ここまでも徒歩5分くらいで、本当に近い!

このブリュワリーは、ビールの缶のデザインもちょっとレトロなので、内装もそれにあわせて、ひと昔前のテレビやラジカセが置いてあります。うーん、懐かしい(年齢がバレる)。

近くの工場や倉庫で仕事を終えた人が集まって飲んでる感じでした。この辺ってパブもあまりないので、このエリアで働いている人にとっては嬉しいだろうなあ…(オレだったら仕事の後に必ず寄ってしまいそうだ)。

そしてこのブリュワリーは、レストランも常設しているのがポイントです。

そう、こういったクラフトブリュワリーは、キッチンの施設がないことが多いんです(もともと倉庫ですもんね)。

先方もそれは承知で、フードトラックなどを敷地内に置いて、食べ物を出しているところが多いのですが、僕が行ったのは平日だったので、フードトラックもなかったなあ。

飲んでばかりだとすぐ酔っ払ってしまいますから、食べ物を常にオーダーできるのはいいですね。

もうそれなりに飲んでるな~、という感じでしたが、せっかくだから!とまたTasting Paddleを頼みました。

それにしても、軒数を重ねるにつれ、撮った写真の数が減ってるなあ…。

絶対に飲んだビールの種類を忘れる!と思ったので、オーダーしたスクリーンの写真を撮っておいてよかった。それによると、飲んだのは左から:

  • Red Session Ale: 文字通り少し赤みがかった色のエールですが、スッキリ爽やか、でもフルーティという感じで、なかなかバランスの取れたビールでした。
  • Rasberry Pash:ラズベリーとパッションフルーツのビール。ゲテモノ?というなかれ、で、まあかなりサワーでしたが(当たり前か)、さんざんビールを飲んでたのでいい変化球でした。
  • Lager:定番ビールです。あまりフルーティなペールエールが好きでない人にはうってつけのビールかな。ホップの味と程よい苦味が美味しいビール。
  • Old Ale: さすがにラガー、エールを飲みすぎた感じだったので、黒ビールをオーダー。といっても、ギネスのようなスタウトほど重くはなく、黒ビールのコーヒー、チョコレート的な風味を楽しめるビールです。

ちなみに今回は頼まなかったのでアレですが、このブリュワリーで僕のイチオシは、XPAです!フルーティーだけど行き過ぎることがなく、とてもバランスのよいエールです。

やっぱり、利き酒セットみたいに違うスタイルのビールをちびちびと飲めるのは、とても楽しい!

(幻の)4、5軒目…Batch Brewing Company、Stockade Brew Co.

さて、ちとほろ酔い気分になって、次だ~!

と、ここの2軒にも行ってみたかったのですが、ちょうど閉まったところでした!そうか、平日だと閉店時間も少し早めで、8時位で終わるところが多いようです。

ここも行ってみたかった…。

ちなみに僕は以前この2軒も行ったことあります。どちらも美味しいビールがそろってまして、オススメです!

残念だな~と思ったのですが、ここも行ってたら結構酔っ払っちゃったと思うので(そういえば食べ物も食べてなかったし)、今考えたら閉まっていてよかったかも…。

仕方なく(?)5分程度歩いてSydenham駅に行き、15分もすればシティに戻れました。

まとめ

どうでした?行ってみたくなったでしょ~。

同行してくれたEriさんが飲みながら(!)Stand FMで収録してくれていたので、そのリンクも貼っておきます。

502 Server Error

飲みながらの収録なのでヨレヨレになってたらマズいな…と思ってましたが、予想に反してまとも(?)かなあと思います。

ブリュワリーのざわざわした雰囲気がよく伝わっていると思いますので、ご参考までに!

こんな感じで楽しくブリュワリー巡りが楽しめますが、何かいい忘れたことはあるかな…。

もちろん、どこのブリュワリーでもテイクアウェイをしているので、せっかくだから何か買って帰りたい!という人はカバンなりリュックなり、入れ物をお持ち下さい。

あと、記憶に自身のない方は、オーダーしたビールをメモるなり写真を撮っておくなりすると、後日「あ、あのビール美味しかったな~、どこで買えるかな~」なんて探す時に便利です。特に飲んでると記憶力が悪くなっちゃうもんね。

それから、このエリア、特に治安が悪いということは決してないのですが、本当に殺風景な場所なので、暗くなると人通りが(ブリュワリー巡りの人を除いては)ほとんどなくなります。

なのでまあ一応注意してくださいね。

実は駅の向こう側にもあと何軒かあるので、今度はそちらも攻めてみようかな。

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