シドニーの春を告げる花、といえばなんといってもジャカランダ!
ただこの木、原産はオーストラリアではなくて南米なので、ネイティブツリーというわけではありません。しかも、そこら辺の公園や住宅地に普通に植わっている木なので、まあ珍しくもなんともないんだけど。
それでも、紫色の花をいっぱい付けた木が青空に輝く様はとても素敵なので、独断と偏見で、「ここなら写真映えする!」というスポットを選んでみました。
ミルソン・パーク(Milson Park)
いや、なんといってもシドニージャカランダ界隈で一番有名スポットはここでしょう。訪れると、いつだってインスタグラマーがポーズキメキメで自撮りしてたり、大きな機材を担いだカメラマンがいたりします。
ただ、今年はCovidのせい(おかげ?)で、それほど人は多くなかったので僕もちゃっかり出かけて写真を撮ってきました。
さすが人気スポット、閑静な住宅街の両側にジャカランダの木が並び、それがてっぺんで重なり合い、空が紫色に覆われる様子は圧巻です。
しかも、その木の下は公園になっているので、それこそ日本風に、食べ物を持ち込んでお花見をすることも出来ます。(こういうセッティングになっている場所はありそうでない気がする)

ミルソンズポイント駅から徒歩5分なので、車がなくてもアクセスがしやすいですね。まあ、駐車スポットを探すのが大変だから、そもそも車で行かないほうがいいですが。
ライリー・ストリート(Riley St, Darlinghurst)
シティから徒歩圏内で行けて、ジャカランダ並木がまとまっているのはここかなあ、と思います。
ま、我が家から近いので知っている…という理由もありますが。
Riley Street と、Stanley Streetの角にある Lord Roberts Hotel の辺りから、ジャカランダの並木が続きます。ダラッとした坂を上がっていくと、Oxford Street に突き当たりますが、ここから見下ろすジャカランダ並木がなかなか素敵ですね。

最寄り駅は、Museum Station ですが、タウンホール駅周辺からならば徒歩10分ほどです。
ヴィクトリア・バラックス (Victoria Barracks)
Barracks は「兵舎」という意味で、ここは植民地時代からある古い建物ですが、現在も軍隊が駐屯しています。Oxford Street に沿って古めかしい壁が立っていて、その壁に沿ってジャカランダの木がずら~っと並んでいる点が「映え」ます。

木の下が芝生になっているので、緑の芝生に紫の花びらが点々と散らばっているのがきれいです。
坂になっているので、坂の上からだときれいな写真が撮れるかな?そのまま坂を上がりきると、おしゃれな町、パディントンに至りますので、お花見した後はカフェにでも行ってみてはいかがでしょうか?
シティからは、パディントンやボンダイに行くバスに乗れば10分ほどです。進行方向右側を見てれば間違いなし!
シドニー植物園
ジャカランダは、オーストラリア原産ではないし、普通の街路樹なので植物園的には重要ではないのか、それほどたくさん植えられていません。
ただ、私の知る限りではここだけに、白いジャカランダがあります。
そして、つい最近気づいたのですが、なんと黄色のジャカランダもあった!

もちろん、黄色のジャカランダも他では見たことがありません。
そのすぐ近くには通常の(というか)紫のジャカランダもあるので、3色揃ってジャカランダの花を楽しめることができるのは、ここだけでしょう。

シティ周辺
シティのあちこちにもジャカランダの木はあります。ロケーションや建物をバックに「映える」スポットをランダムに挙げると…
- サーキュラーキー:現代美術館の横にいくつか木があります。その上にある道路、Cahill Expresswayの歩道から見下ろすと、出入りするフェリーや、ロックスの賑わいと一緒にジャカランダの花を収められます。
- シドニータウンホール:時計台が目立つタウンホールの前にもジャカランダの木があります。クラシックな建物をバックグラウンドに咲き誇るジャカランダは、華やかですね。
- 聖メアリー大聖堂:シドニーでいちばん格式ある教会ですが、その裏手にも大きなジャカランダの木があります。教会の尖塔に負けず劣らずぐんぐん育って花をつけているジャカランダの木は勢いがあるなあ、といつも感じます。
まとめ
とまあ、こんな感じで「映え」スポットを列挙してみました。
…でも、もっとあるんだろうなあ…。僕は、ハーバーブリッジを渡ったノース・ショアにはあまり行かないので、あの辺りにも隠れスポットがあるような気がします。
ここはいいよ!なんてスポットがあればぜひご一報ください!
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