さて、久々のランニングネタです。
昨日(9月27日)、シドニーマラソンに参加し、42.195キロ走ってきました!
…といってもロックダウン下のシドニーなので、本当のイベントではなく、バーチャルランです。
あまり馴染みのない方には「バーチャルランってなに?」だと思いますので、その手順をまとめてみました。
なぜバーチャルラン?
もちろん、コロナ禍のせいです。現在シドニーはロックダウンにあるので、当然大勢の人が集まって走るようなイベントはできません。
なので仕方なく(?)バーチャルランをやろう、ということになったわけです。
実は去年(2020年)もバーチャルだったんですよね。そして今年のはじめの頃は、リアルイベント、いけるだろ!と期待していたのですが…デルタ株のせいでシドニーはロックダウン継続中、残念ながら2年連続でバーチャルイベントに。
大勢のランナーと切磋琢磨し、沿道の歓声を浴びながらてゴールを目指せないのは本当に残念ですが、仕方ないですよね。でも、これには利点もあります。
バーチャルランの利点
今回のバーチャルランは、実施期間が9月19日から10月17日までとなっていて、その期間内ならいつでもどこでも走れるので、とてもフレキシブル。
そして決められたコースを走るわけではないので、自分の好きな場所を走ればいい。別にシドニーにいなくても、オーストラリアの別の都市でも、東京でもシンガポールでも、どこでもいいわけです。
「だったら、別にわざわざバーチャルランにしなくても、普段どおり走ればいいじゃん」
と思う人もいるでしょうが、もう一つのメリットは、
記録が出る
という点です。もちろん公式記録にはならないですが、ちゃんと順位、それも性別や年齢層といった詳しいものが発表されるので、モチベーションにはなります。
そして、完走した人にはデジタルバージョンですが、メダルと賞状ももらえるので、SNSなどに載せて自慢することも出来ます。
そして更に、参加費はなんと無料!
(実物のメダルがもらえる、有料オプションも有り)

え~、でもフルマラソンは大変だなあ…40何キロなんて走れないよぉ…なんて思っている方、大丈夫っす!
このイベント、リアルの大会も長短色々なコースがあるのですが、バーチャルも、フルマラソン、ハーフマラソン、10キロラン、3.5キロランと、4種類の距離が選べます。
3.5キロなら、長い距離の散歩をしたら達成できるので、これはやるしかないでしょ?
(リアルレースだとタイムカットといって、あまり遅いと途中で足切りされてしまうこともあるのですが、バーチャルだとそんな心配もないですし)
エントリーの方法
もちろんエントリーはオンラインで。まずは大会サイトへ。
自分が走りたい距離を選び、Register ボタンをクリック。すると、Race Roster というレース登録サイトに飛びますので、Eメールアドレスを入力し、アカウントを作ります。
その後は、姓名や年齢、万が一のための緊急連絡先などといった個人情報を入力します。この辺は他のオンラインサービスと似たようなものです。
大会ロゴが入った帽子、ランニングウェアなども購入することが出来ますので、記念に買ってもいいかもしれませんね。
登録が完了すると、確認のメールが送られ、後は走るだけ!
ランニングの記録方法
さて、普段ランニングをしない人にはちょっと迷うかもしれない記録の仕方です。
いちばん簡単なのは、大会オフィシャルのランニングアプリ、Runkeeper をダウンロードし、それを使って記録する方法です。

まずこのアプリをスマホにダウンロードします。
そして、バーチャルランに登録した後に、”Runkeeper Instructions” というメールが送られてきていると思うので、その指示に従って、このバーチャルランをアプリにリンクさせます。
そして、走る際にこのアプリを開き、”Start” ボタンを押して走り始めます。
僕の説明だとわかりにくいので、大会サイトに書いてある説明を引用しておきます。
Step 1: Connect your registration
Once registered you will have received an email with a unique link to connect your registration to your app. We encourage you to download the app before race day so you can run/walk to test it out! Watch your email for your unique link.
Step 2: RECORD YOUR PARTICIPATION
When you’re ready to participate:
Open Runkeeper app on a mobile device
Visit the “start” tab
Tap the in-app checkered flag and select your event
Follow the prompts to record your participation
要は、スマホの位置情報を利用して走った距離や時間を記録するわけです。場合によってはきちんと計測できなかったりすることがあるので、本番の前にテストをしてみることをおすすめします!
もちろん、他のランニングアプリを使っている人はそれで記録し、結果を別途オンラインで提出することも出来ます。
当日の持ち物
さて、当日は何を持って走ればいいんでしょうか?
まずは、ランニングを記録するためのスマホまたはGPSウォッチ。コレを使ってしっかりと記録を取らないと頑張って走っても水の泡になってしまいますからね。
スマホがあると途中で証拠写真(?)も撮れるし、コース途中やゴールした後に飲食物を買ったり、バスや電車に乗るときにも使えるのでこれは必携ですね。
そして、水分及び食料、これ大事です。
リアルなイベントだと、要所に給水、給食ポイントがあるので手ぶらで走っても大丈夫ですが、さすがにバーチャルランだとそんな便利なものはありません…いや、家族や友人に沿道で用意してもらうのもいいかもしれない…。
なので栄養補給を自分でやらないと、特に長距離を走る場合はガス欠になってしまいます。
僕が走ったコースは、所々に水飲み場もあったし、涼しい日だったので水を入れるボトルはじゃまになるので持たず、小さなエナジージェルを2つほどポケットに入れて走りました。
実際に走ってみました
先に触れたように、昨日フルマラソン走ってきました。
走るコースですが、現在シドニーはロックダウンに伴う移動規制がありまして、あまり遠くまでフラフラと出歩いてはいけないことになってます。さて、どこを走って42キロを稼ごうか…。
幸い僕が住んでいるエリアはシティに近いので、オペラハウス、ハーバーブリッジ、植物園といった景色のいいエリアもあるし、そのあたりは遊歩道が整備されているので、信号に引っかかることもほとんどない。
ということで、下のようなコースを走りました。実はこのエリア、リアルイベントで走っていたコースと結構重なっているんですよね。
住んでいる場所によっては近くに大きな公園がない、走るのに適した歩道がない、という人も多いと思うので、この点は本当に恵まれていました。

僕が走った日は、春というには肌寒い、今にも雨が降りそうな空模様がずっと続いていましたが、これはマラソンを走るという目的としては「いい天気」でした。

一人で黙々と走るのはやはり気が乗りにくいものですが、それでもこんな場所を走れること、フルマラソンをそれなりの時間で走れたことに感謝しつつ、途中時々ぱぱっと写真を撮りながら、無事完走しました。

いや~、でもやはりフルマラソンを走るのはしんどい!ちなみにタイムは、3時間51分25秒で、4時間を切るという最低限の目標は達成できたのでハッピーです!
走った後は?
走った後は、もちろんビールです!
…いや、その前に記録を送らなくては…。
完走してその記録を送るとすぐに、「完走おめでとう!」のようなメールが来て、そのリンクから自分の記録、現在の順位などを見ることができます。本日9月27日の時点で、245名がフルマラソンを走ったようですが、まだ期間があるのでこれからどんどん増えるでしょう。
(バーチャル)メダルももらえました!僕は実物のメダルも購入しましたが、それはレース期間が終わってから送られるそうです。

こんな感じで、バーチャルではあるものの、達成感を感じたイベントでした。
このイベント、毎年日本からの参加者も多く、以前にも参加した方もいるかと思いますので、バーチャルではありますが、参加してみて気分だけでも味わってみてはいかがでしょうか?
…でも、来年こそはリアルのレースを走りたい!
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