ところで…
まさかあなた、いまだにオーストラリアの首都がシドニー、とか思ってませんよね?
でも、キャンベラ、いまいち影が薄いよね…。
キャンベラの外に住んでいる人のイメージだと、そこにすんでいる住民は公務員ばかりで、アトラクションと言えば博物館ばかり…。という感じだけど、最近はずいぶん都会になってきたなあ、という印象です。
オシャレカフェもあちこちにあってコーヒーのクオリティも高いし、レストランのバラエティや質も上がってきている。
まあ、住んでいる人自体はそれなりに収入のある、well-off な人たちが多いわけだから、そうでもないとやっていけないよね。
そして、もちろんクラフトブリュワリーもある!
今回はそのうちの一つ、Capital Brewing Co. のCoast Aleを飲んでみました!
Capital Brewing Co. について
同社のウェブサイトによると、キャンベラローカルの二人によって2016年にできたブリュワリーだそうです。
もちろんクラフトブリュワリーの常として、様々なスタイルのビールを作ってますが、その中でもおそらく一番出回っているのが、このCoast Ale.
オレが勤めているホテルはキャンベラに本社があるので、そのせいかバーにこのビールがストックされているけど、よく売れています。先日その一本を分けてもらったので家で飲んでみました。
缶は、白地に赤、青のシンプルな配色。ちょっとポップなフォントだね。

そして、Coastal Ale と書かれているところには、ホップと怪しい魚の頭を組み合わせたイラストが…面白いというか、よく見るとちょっと不気味!
このビールを紹介している動画もウェブサイトにあるのだが、とてもB級カルト的なんでちょっと見てみて下さい。
ところで、キャンベラは「海なし県」ではないけれども、周りを陸に囲まれていて、Coast (=海岸)はないんだよね。街のど真ん中にLake Burley Griffinという大きな湖はあるけれども…。なので何故このネーミングなのだろうか?謎だ…。
飲んでみましょう
まあ名前なんて、ビールそのものが美味けりゃどうでもいいので、とりあえず注いでみましょう。

クリアーな色合いだ。ビールのこの黄金色、いいよね、いつ見ても。
ところで、オージーはビールを缶や瓶から直接飲む人が多いけど(レストランなどでも)、それだと香りが楽しめないので、面倒でもきちんとグラスに注がないと美味しさを楽しめません。
さて鼻をグラスの縁に近づけると、香りはそれほど強くなく、ホップとなにかのフルーツの香り(ごめん、想像力が働かん…)がほのかにする程度。
さあ飲むぞ~!
お、スッキリとしてとても飲みやすい!というのが第一印象。舌に残る苦味や、エールのビールにありがちなガツンとくるフレーバーもない。
それでいて、飲んだ後に舌を味わうと、先ほど香ったフルーティーな後味が少し残る。とてもクリーンなフィニッシュで、さすがにEasy Drinkerとうたっているほどだ。
改めて缶を見ると、アルコール度数も4.3%と、少し低め。
スッキリとしているけど味わいもある爽やかなビール
…というわけで、スッキリとした味のビールを求めている人にはおすすめのビールです。シドニーなら大きなボトルショップには置いてあるのでは?
もちろん現地キャンベラでは様々なパブやバーで置いてあったし、キャンベラ郊外にはTaproomというビアホールもあるので、今度首都に足を向ける機会があればぜひ行ってみたいものだ。
そしてなんとキャンベラ空港にもバーがあるのか!まあシドニーからなら飛行機は乗らないけど、飛行機を待つ間にローカルビールを飲むのもよさそうだ。
さて、次は何を飲もう?
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