飲めないけど飲みたい時の味方、ノンアルコールビールは邪道なのか?

シドニー

さて、クラフトビール好きだなんだと謳っているくせにまだそのテーマを書いていないこのブログ。

ついにビールのレビューです。

そしてその、栄えある第一回目は…

ノンアルコールビール

なんでやねん!と言われそうだが、まあ聞いてくれ。

私だって出来ればシドニーにあまたとあるクラフトビールについてあれこれ書きたい。そちらのほうが書いていても楽しいし。

ただ、なかなか最近はビールを飲む機会が少なくなっている。

なぜかというと、仕事のせいである。私の仕事は現在夜勤シフト専門なので、美味しくビールを飲む環境が限られているのだ。

いや、飲もうと思えば飲める。仕事が終わったあとの一杯ってサイコーだ。

…ただ、私の場合それが午前7時というところに問題がある。そんな時間でも開いてるパブはあるし、家に帰ってから飲めば他人の目も気にならないのだが、やはり何かね~、反社会行為をしているような気になる。

また、私の始業時間は夜11時なので、お昼時に飲む分には仕事への影響は出ないだろう。

でもさ、仕事がこれからあるのに飲んでも美味しくないんだよね。

だから、仕事のある日は潔くビールを飲まないようにしたいのだが、なんか口寂しいんだよね。特に食事をしているときなどは、何かを飲みたいじゃないですか。

でもソフトドリンクは甘ったるくて嫌だし、水もなあ…。なにかこう、もう少しパンチのある飲み物が欲しい。

といったら、やっぱりビールになるわけですわ。

それでスーパーの棚を見ていたら、Carlton Zero というノンアルビールが売っていた。

もちろん、ノンアルコールビールの存在は知っていたが、これまでは

「そこまでして飲みたいかねえ、バカジャネーノ?」と蔑んでいた。

でもこうなれば、背に腹は代えられない。周りの目を気にしつつ(被害妄想)、ついに買ってみた。

…長い前置きになったが、さて飲んでみよう!

感のデザインは、真っ黒なベースで白抜きのロゴと、なかなかシャープ。ちゃんと0.0% Alcohol と書いてある。

さて、グラスに注いでみよう。少しでも美味しく感じられるように、ジョッキを冷蔵庫で冷やしてました。

おお、見た目、泡立ちはごく普通のビールではないの。

まずは香りをかいでみると、麦芽のふわっとした甘い香りがする。この香りは普通のビールより強く感じた。

ぐびり。

おおっ、ちゃんとビールの味がするじゃないの。

いや、厳密に言うとビールの味マイナスアルコールのキリッとした感じ(英語だとKickっていうのかな)。

アルコールがないのでやはりお酒を飲んでいる!という気はしないが、食事のお供で飲むぶんには、じゅうぶんイケる。そして、ビールを飲んだときに感じるあのふわっとした飲み心地はちゃんと感じた。不思議だなあ。もちろんアルコールの作用は出ないけど、ビールを飲んだなあ~、という風にアタマはちゃんと捉えている。

結局、食事と一緒に飲むものって、食べ物の味を損なわないでほしいので、これはいいチョイスだと思う。そうすると例えば麦茶とかでもいいのだろうけど、あの炭酸ののどごしって大事なんだなあ(だから食事のときにコーラとかを飲む人がいるのだろう)。

代用品としては全く問題ないので、これからは冷蔵庫にストックしておこう。

ところで、オーストラリアでは昨年ノンアルコールビールの売上げが激増したらしい。

From 'weird' to 'smelly': the non-alcoholic beer taste test
Australian sales of zero and very low alcohol beer have doubled in the past year – but are the brews enough to satisfy Guardian staffers’ thirsts?

在宅勤務の人が多かったし、ロックダウンもあったので、飲み過ぎの人が多かったのかな?それでこれはマズい、と対策を取る。私のやってることと同じだなあ。

また、ノンアルコールカクテルも徐々に広まってきているので、とにかく酔いに任せて…という風潮が変わってきているのかもしれない。

飲み会に行っても飲まなくていい、という風に選択の範囲が広がるのはいいことだと思う。

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