「趣味は何ですか?」と聞かれたら、「ランニング!」と躊躇なく答えます。
(ビールを飲むこと!もあるけど、まあランニング、って言ったほうが健康的だし…)
そんな私ですが、本格的に走るようになったのはここ10年ほどの話で、学校時代は運動音痴で体育の時間が大の苦手でした。
(その「過去の汚点」…はまた書いてみたいですが、そんな暗い話はさておいて)
それが今では、フルマラソンを3時間半前後、ハーフマラソン90分前後で走れるようになっています。
これも、シドニーで生活をしていたからこそです。
シドニーはランナーにとって大変恵まれた環境だ!と常に思っているので、今回はその理由を書いてみました。
気候
シドニーは、一年を通じて温暖な気候です。そりゃ、真夏は40度を超える日もたまにあるし、体感温度が0度を下回る日もあります。
でも、「絶対に走れない!」という日は一年を通じてかなり少ないと思います。これって、世界的に見ても、意外とありそうでないのでは?

例えば、東京を考えてみましょう。
真夏:確かに気温はシドニーとどっこいどっこいですが、あの湿度!よほど朝早くにでも走らないと、汗みどろになってしまいます。熱中症にもなりそうだし。
真冬:東京だって、年に数回は雪が降ります。さすがに雪では走れませんし、あの朝の突き刺すような冷気。布団から出るのに非常な決心が必要。
そのほか、梅雨や台風…といった、雨が多い街でもあります。
東京以外の都市を見ても、もっと暑かったり寒かったり…という気候で、年がら年中走れる場所は意外に少ないと思います。
そういった環境下で頑張って走ることこそ、真のランナー、と言えるのかもしれませんが…。
ひるがえってオーストラリアの他の都市を見てみましょう。
クイーンズランドは暑すぎるし、メルボルンは…あそこは「一日に四季がある」って言うほど気まぐれな天候なので、結局シドニーが一番ランナー向けだと思います、地元びいきかもしれませんが。
走る場所
オーストラリア最大の都市、シドニーですが、それでも他の世界の大都市と比べるとコンパクト。
そしてここに住んでいて本当に良かったと思うのは、都市と自然の距離が近い、ということ。
例えば、シティで働いていたら、植物園はすぐそば。そこをぐるりと走れば、ほとんど信号に引っかかることもなく5-10キロほどを走ることができます。実際、お昼休みにランニングをしているオフィスワーカー、かなり多いです。
ビーチもあちこちあるので、海沿いの遊歩道を走ることもできるし、ちょっと足を伸ばせば広大な国立公園だってあります。今日は街の中をランニング、週末は国立公園でトレイルラン…走っていて気持ちがハッピーになるようなコースがたくさんあるので、こりゃ走るしかないよね、となります。

私のレギュラーランニングコース。広々とした公園の中を走るのは気分が良いものです。
こんなコースがおすすめ!といったことも今後書いていきたいですね。
ランニングコミュニティ
基本ランニングって個人でやるスポーツです。
私もどちらかというと1人で黙々と走るのが好みなのですが、たまにはグループで切磋琢磨したり、和気あいあいと走るのもいいですよね。
ランナーの多いシドニーでは、ランニングクラブ、コミュニティも多い。よく、ランチタイムや週末の公園では、おそろいのシャツを着たランナーがグループで走っているのを見かけます。
クラブによっては、会費を取ってきちんとトレーニング!というガチなところもありますが、無料のクラブのほうが多いかな。
私が毎週のように行っているのが、Parkrun というコミュニティで、毎週土曜日の午前8時に、5キロを走る…というシンプルなイベントです。

ですが、これって世界中に広がっている組織なんですよね。そして無料!
これは少しでもランニングに興味がある人ならば、ぜひ1回は参加してほしいイベントです。おそらく1回では済まないと思います。
グループで走ると、周りに押されていつもより速く走ってしまいがちなので、結果いいトレーニングにもなります!
どうです、そこのあなた、走ってみません?
Thank you for reading, now let’s go for a run!
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